About Diane

1970年、ダイアン フォン ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)は、スーツケースいっぱいのジャージードレスを抱えてファッションの世界に飛びこんだ。4年後の1974年、彼女は「ラップ・ドレス」を発表し、このドレスは当時の女性にとって権利と自立の象徴となった。彼女のラップドレスは1976年までに100万枚以上が売れる大ヒットとなり、ダイアンはNewsweekの表紙も飾る「時の人」となった。その後数年間の休止を経て、1997年、ダイアンはアイコニックなラップドレスを再びローンチ。DVFを再建し、現在のグローバル・ラグジュアリー・ブランドに成長するに至った。DVFはレディ・トゥ・ウェアのコレクションの他、シューズやハンドバッグ、スモール・レザー・グッズを含むアクセサリー、また、スカーフジュエリーのフルラインを展開している。また、DVFは現在55か国以上で販売されており、アメリカ大陸、ヨーロッパ、中東やアジアで116の店舗を運営している。

2004年、ダイアンはアメリカファッション協議会(CFDA)の議長に就任し、翌年の2005年にそのファッション業界における影響が評価され、生涯功労賞(Lifetime Achievement Award)を表彰された。ダイアンは議長として、新しい才能の育成と、デザイン著作権侵害禁止条例(Design Piracy Prohibition Act)の制定に尽力してきた。2015年には、同協議会の会長に就任している。

ダイアンの女性活躍推進運動はファッション業界のみならず、慈善活動やメンターシップ活動にまで及ぶ。彼女は、世界各国の女性のリーダーや企業家をサポートするNGO団体のヴァイタル・ヴォイセズ(Vital Voices)の役員を務めている。2010年には、ディラー・フォン ファステンバーグ・ファミリー基金とともに、DVFアワーズを設立し、リーダーシップや強さ、勇気を発揮し活動している女性を表彰し、助成金を出している。2014年には自叙伝『The Woman I Wanted to Be』を出版。2015年に、米国タイムズ誌にて「世界で最も影響力のある100人」に選出された。

DVFの本社はニューヨークのミートパッキング・ディストリクトに位置している。ダイアンは長年この地域のボーカル・メンバーを務め、歴史的なハイライン鉄道の保全と今日のハイラインの発展に大きく貢献した。また、ニューヨークの新しい芸術的・文化的イノベーションセンターであるカルチャー・シェッド(Culture Shed)の役員も務めている。

ダイアンはバリー・ディラーと結婚しており、アレクサンダーとタティアナという2人の子どもと、4人の孫がいる。これまで数々の成功を収めてきたダイアンだが、彼女は嬉しそうにこう話した。「私にとって一番のクリエーションは子どもよ。」